創作 破滅の望(仮)

一次創作「破滅の望(仮称)」のまとめ。※グロ描写、多少の工口描写を含みます。

破滅の望 設定集

舞台設定

 

「夜始山市」(やしやま市)
地名の由来は昔の大名が2つの都を移動する際、この山を越える時間辺りに夜が始まった事。
比較的新しく認定された政令指定都市。警察組織が密集した地帯がある為、そこから出所してきた者が過ごしている事も多い。脱獄犯の潜伏対策等の目的で監視の目は厳しく、若干ピキピキした雰囲気が漂っている。だが最近は駅前にショッピングモール「夜始山サンティエ」がオープンし、堅苦しいイメージは薄れてきているが、まだ市が掲げている「安らげる街」というイメージは定着していない。夜始山サンティエの開店に伴い、他の繁華街等の店が次々閉店していることもあり、便利になったとはいえマイナスイメージを持っている者も少なくない。

 

 

人物設定

 

影山 伊吹(かげやま いぶき)33歳(年齢仮設定)
快楽殺人鬼でカニバリストのやべーやつ。14回も電気椅子の刑に処されたがあまりに身体が頑丈すぎて生き延びた。その後もう一度処される事が決まっていたが「あまりに何度も死刑を執行するのは酷い」等と色々な方向からの強い反発を受けて取り消しになり、釈放されてしまった。
かつては「Desire Catastrophe(ディザイア・カタストロフィ)」を名乗り、殺害現場にサインを残していた。ちなみに中学の頃に考えたHNである。ダサい自覚はあるが指摘すると行方不明にされる。旧本名は「隼 和真(はやぶさ かずま)」。釈放後も全く反省も後悔もしておらず殺人や食人を繰り返し続けている。総被害者数は3桁を超えるらしいが、本当に殺したと分かっているのは5人。死体を隠すのがあまりにも上手いせいである。他人が怯えているのを見ると殺人欲が抑えきれなくなる。
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花畑 菜白(はなはた なしろ)13歳
連続殺人鬼崇拝者のやべーやつ。学校で酷く虐められていて誰に助けを求めても何も変わらない(むしろエスカレートする)ので周囲の人に助けを求めるのを諦めた。「もしかしたら いつか虐めっ子達を殺してくれるかもしれない」という微かな希望から「相手の善悪に関係なく、自分の欲が向いた相手を殺す」狂った殺人鬼である「Desire Catastrophe」に縋るようになってしまった。親に「勉強も運動も姉の方が上、出来損ないの子供は要らない。」と日常的に言われており家出を決意した。1人で夜中の街を行く宛てもなく歩いている時に伊吹と遭遇、「Desire Catastrophe」本人である事を暴いた。伊吹が殺人鬼である事を嫌でも思い出させられるようなおぞましい言動をすると、普通のアイドルファンの少女のように目を輝かせて尋常じゃない程発狂して喜ぶ。限界オタク(もはや狂信者レベルだが…)の鑑である。
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花畑 秋斗(はなはた しゅうと)46歳
菜白の父親で警察。優秀でない者は自分の家にいらないと思っており、菜白に暴言での虐待を繰り返している。バレないように暴力は振るわない辺り、すごくタチが悪い。捕まっていた伊吹の更生係を務めていたので、伊吹がどれだけ更生の余地が無く、そして狂っているのか知っている。菜白が伊吹の狂信者と化しているのに気付いた時、「そんなに好きなら奴と1度話してみればいい。生きて帰って来れても必ず嫌いになる。」と言っていたのだが、意気投合して恋人のようになってしまい頭を抱えている。菜白が失踪した直後、伊吹を疑い菜白の居場所を聞いた時に「あの娘か?…美味かったぞ♡」と返されてブチ切れたりしたので本当は菜白の事も大事にしている…ように見えるが「子供をちゃんと見ているいい父親」という周りからの認識が変わるのを恐れただけである。


花畑 夏海(はなはた なつみ)16歳
菜白の姉で優等生。犯罪者以外に世界に必要ない人間なんて居ないと考えており、菜白の事も大切にしている。秋斗が菜白を虐待している時は、自分が標的になりたくなくて秋斗に同調してしまう。その為、菜白が失踪した時に本気で心配していたと話しても信じて貰えなかった。己の欲の為に沢山の人の命を奪った殺人鬼である伊吹の事は必要ない人間として認識しており、菜白が伊吹に他の者には見せない程の満面の笑みで抱きついているのを見た時には気を失った。秋斗の居ない時は菜白の事を大切にしているが、それが逆に怪しまれてしまっている。昔は僕っ子だったが、秋斗にバレて辞めさせられた。